はぐくむ
【活動報告】R5.5.14 / 航空自衛隊 中部航空音楽隊コンサート
2024.01.31
かかみがはら未来文化財団の「文化をはぐくむ」事業として、
「航空自衛隊 中部航空音楽隊」をお招きし、コンサートを開催しました。
5.13「楽器別講習会」
今年もコンサート開催に先立ち、市内中学校吹奏楽部員2.3年生の希望者119人を対象に、中部航空音楽隊員による楽器別講習会を開催しました。楽器を吹く基礎から日常の練習方法、練習で困っていることなど、生徒からの質問に細かく丁寧にご指導いただきました。
私たちも、各講習会の教室を見学させてもらいました!どの楽器にも共通しているなと感じたこと…それは「出したい音をイメージして吹くこと」です。いい音を出すためには、楽器を吹く姿勢、息の使い方も大切ですが、イメージすることで理想の演奏につなげる大切な要素なんですね。
この講習会で、プロの音色を間近で聴けたこと、一緒に音を出してもらったこと、他校の音を聴けたことも、刺激につながり勉強になったのではないでしょうか。
5.14「航空自衛隊中部航空音楽隊コンサート」
今年の航空自衛隊中部航空音楽隊コンサートは4年ぶりの通常開催となり、非常に多くの皆様からご応募をいただきました。抽選当選者のほかに、市内中学校・高校吹奏楽部員、小学生の音楽団体に所属する子どもたちが来場し、会場は満席に!皆さん、音楽隊の素晴らしい演奏に耳を傾けました。
今回の演奏会には、東京・横田空軍基地に所在する「米国空軍太平洋音楽隊」から、ホルンとチューバの二人の奏者にもご出演いただきました。昨年6月に中部航空音楽隊と米国空軍太平洋音楽隊が合同演奏をしたご縁もあり、日米交流の懸け橋として、今回も一緒に演奏することになったそうです。
前半は、『自由の鐘は空を渡る』や『ラッシュモア』など吹奏楽曲が中心となり、曲を初めて聴いた方も、タイトルのとおり、壮大な空や風景がイメージできたのではないでしょうか。また、米国空軍太平洋音楽隊のお二人も交えた金管5重奏をフィーチャーした曲も演奏されました。
後半は、映画音楽が中心で、ホルン・クラリネット・フルートのソロ演奏など各楽器の音色を聴くことができました。
身体全体を使い、聴いている方も楽しくなるくらい楽しそうに演奏される音楽隊の皆さん。そんな姿に、学生の皆さんも心が動いたようです。
アンケートには「人数がいるのに、一体感があってすごい!」「音程がぴったりで、とても心地良い音色だった。」「皆さんのような音を出せるようにしたい」「参考になったので、これから練習を頑張りたい!」など、ただ演奏を楽しむだけでなく、自分たちの演奏につなげようと、細かいところまでよく隊員の皆さんを観察していたんですね。音楽隊の皆さんのような音色・演奏を目指し、これからも日々練習に励んでくれると嬉しいです!
コロナ禍で演奏を聴く機会が少なかったと思いますが、ようやく多くのお客様に演奏を聴いていただける機会を創ることができました。これからも皆様の心に響く、いいコンサートの開催ができますように。